池CLUBが考える陸上競技教室に通うメリット!デメリットは?

こんにちは!池CLUBの監督の池です。

今回は、監督自身の陸上経験と、池CLUBで指導をしてきた経験から監督の考える陸上競技を習うことへのメリット・デメリットについて紹介しようと思います。

この記事が下記のような方の参考になれば幸いです。

・陸上競技はどのようなスポーツなのか知りたい。
・スポーツ教室に入りたいがどの競技を選ぶか迷っている。
・陸上競技を習うことへのメリットやデメリットが知りたい。

監督
監督

監督の経歴はホームページの監督紹介ページに記載していますので参考に!ちなみに大学では短距離ブロックのキャプテンを務めていました。

陸上競技とは?

陸上競技は、屋外の競技場(一周400mトラック)で行われる競技です。
大きく分けて【走る】【跳ぶ】【投げる】の3種類の動作で記録を競います。陸上競技という名称はこの3種の競技の総称となります。

陸上競技は基本的な3つの動作を中心として、多数の種目が存在します。下記にまとめましたのでご覧ください。

ブロック種目
短距離50m(主に小1・2年生)、100m、110障害、200m、400m、400障害
中・長距離800m、1000m(小学生)、1500m、3000m、3000障害、5000m、10000mなど
跳躍走高跳、棒高跳、走幅跳、三段跳
投てきジャベリックボール投げ(小学生)、ジャベリックスロー投げ(中学生)、やり投げ、
砲丸投げ、円盤投げ、ハンマー投げ、
上記の種目以外にも競歩やマラソン、ハーフマラソン、リレーなどの種目もあります。
監督
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小学生の段階では、種目を固定するのではなく走・跳・投の動作を全て経験できるように様々な種目を練習していきます。
中学生では種目を少しずつ絞っていき、高校生になる頃には、自身の得意な種目がわかってきますので専門種目として練習を行なっていきます。高校生では種目ごとのグループで練習を行うことが多くなります。

どうして陸上競技を選んだの?種目はどうやって決めた?

監督が、陸上競技を始めたのは高校生からなんです。中学校では野球部に所属し、その中では走ることが得意だったこともあり走ることが好きでした。小さな中学校で陸上部はなかったですが、他の部活から借り出されされて出る地区の陸上大会で活躍できたことも自信につながりました。そんな経験から高校では陸上競技をやってみようと始めました。

高校から始めたので、種目を決めなければならなく、はじめに取り組んだ種目は走幅跳でしたが、部内にライバルが多く勝てない。他にハードルをするも超絶苦手。ハードル走を10本するのに2時間もかかりました。野球をしていたのでやり投げはと取り組むもまっすぐ投げられず。なかなか決まらない種目。

走ることには自信があったので、練習をしていくうちに一番記録が伸びたのは100m走。

いつの間にか跳躍ブロックから短距離ブロックへ配置換えとなっていました。以降、短距離を専門に大学、社会人と練習を頑張ってきました。

陸上を習うことのメリット

ここからは、私が実際に陸上競技を行ってきた事と、指導者として子どもたちと関わっていく中で感じた、陸上競技を習うことで得られるメリットを書きます。あくまでも私見ですので参考までにどうぞ!

運動を楽しく体験

陸上競技の練習は、ひたすら走るといったイメージを持っている方は多いと思います。確かに走ることも多いですが、その単純な走るという行為にも様々な技術を必要とします。

技術を習得するために、いろいろな運動を取り入れ練習を行っていきます。小学生の時期では、ただ走るだけでは飽きてしまいます。

教室に来ている子どもの中には全力で走ることができない人もよくいます。そういった子どもたちがいつ全力を出すかというと、試合やタイム測定のときよりも、楽しく活動しているときです。

例えば、練習での鬼ごっこです。一見遊んでいるように見えますが、全力を出す練習です。鬼に追いかけられる時の走りはいつも全力です。鬼も全力です。

このように、楽しむことで知らないうちにリミットを解除し、力を出しきって練習できることは陸上競技にはとても必要な能力です。

他にも、様々な能力を養うために陸上競技の指導者の方たちは工夫を重ねて楽しく体を動かし、スポーツを好きになってもらえるように日々練習内容について考えています。楽しくが一番の上達の近道です。

陸上競技は、1秒でも速く、1cmでも高く、1cmでも遠くへを競うスポーツです。記録がタイムや距離など数値でわかるため、練習を頑張った成果を客観的に確認することができます。

球技や集団スポーツと違い、数値での評価となりますので、目標を立てやすく自分の成長がはっきりとわかるところも面白さを感じられるところでもあります。

監督
監督

陸上の大会で記録を更新できた時は本当に嬉しいです。次も頑張ろうとやる気になりますね。

誰でも大会に出られる(出場に人数制限がある大会は除く)

陸上競技は、野球やサッカーバレーボールなどのように、1チームの人数が決まっていて、レギュラーを勝ち取らないと試合に出ることができないといったことはありません。

記録会などは、誰でも出ることが可能であり、種目も他種目あるため全員が試合に出場できるようにすることができます。(公式戦など種目ごとに各チームから何名と決まっているものは、チーム内での選考があったりします)

また、リレーや駅伝などの区間や出場人数が決まっているものについても、レギュラー争いはありますが、陸上競技は数値でライバルがわかり、選考された理由もはっきりしますのでトラブルなどは起きにくい競技です。

ですので、走ることが得意な人も、苦手な人も誰でも試合に出たいと思え出ることができ、自分の力を試すことができます。また、走ることが苦手でも投げることが得意など種目を変えることで活躍できることもあります。

監督
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リレーなどの選考は4人だけなので選ばれることは大変ですが、選ばれた時は嬉しかったなあ。

運動能力の向上

小学生や中学生の時期は、発育の発達段階に個人差が大きくみられるため、専門種目を決めることは避けて、この時期には【走る・跳ぶ・投げる】動きをバランスよく行なっていくことが後々陸上競技のパフォーマンスの向上につながっていくと考えています。

この時期は土台作りと捉え、様々な運動の基礎となる動きをたくさん行うことが必要です。こういった動きの習得は、陸上競技だけでなく、サッカーや野球など他の競技のパフォーマンスの向上にもつながります。

遊びの要素も加えながら楽しく、多様な動きを習得していきましょう!

監督
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監督も小学生の頃は外で毎日遊び、色々な動きを体験してきました。陸上の練習以外でも小学生などの時期は外でたくさん遊ぶことも競技力向上に繋がりますよ🎶

健康促進

走ることによって、短距離では、筋力を鍛え瞬発力や素早さの向上を図ったり、長い距離を走ることで、心肺機能の向上を図れます。

パフォーマンスを上げるためにも柔軟性や身体の状態に気を使うことも大切です。こういった能力は競技者としてだけではなく、日常生活で健康な生活を行うためにも必要な能力の一つですので、陸上競技を通して鍛えていくことはメリットと言えます。

監督
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日常生活で、今まで大きな怪我などもなく過ごせていますよ。

自己成長の機会

運動を楽しく体験のところでも述べたように、陸上競技は目標に向けて努力をすることによって、少しずつ記録を伸ばしていく競技であることから、自己の成長を感じ体験することで自己肯定感を養うことができます。

記録が伸び悩んだ時でも、反省と自己分析を行うことで次の成長が見えてきます。自分の体が資本である陸上競技者にとって陸上競技を行うことは自己管理との戦いでもあります。競技を続けていくことで、より良いパフォーマンスが出せるように自己管理が上手になっていきます。

監督
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目標に向けて逆算して計画をたて実践することは、社会人になって仕事でとても役に立ちました。

チームワークの強化

陸上競技は個人種目がほとんどではありますが、リレーや駅伝などのチーム種目があったり、決勝に残った個人をみんなで応援することがその人の力になったりと、チームワークを必要とする場面は多くあります。

本クラブのように、部活と違って、クラブチームとなると学校はバラバラ、始めは知らない人ばかりからスタートします。

目標に向かって一緒に練習をしたり協力をしたりしていく中で、違う学校であっても関係が深まることで、チームワークが良くなったり、社交性がみがかれたりして、よりよい人間関係を築く力を養うことができます。

監督
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色々な学校に知り合いができることは自分の生活を豊かにしてくれますよ。

姿勢が良くなる

陸上競技は、どの種目についても、「正しい姿勢」と言われることが多いです。

立ち方から歩き方、走る際の姿勢や跳び出しの姿勢、投げる時の姿勢など各場面での正しい姿勢が必要となります。全てはより速く、より高く、より遠くへ記録を伸ばすためです。

このように、常に姿勢を意識することで、日常の立ち方、歩き方、座り方などの改善にも繋がりますので、姿勢を良くしたい人にはおすすめです。

監督
監督

陸上をやっている時は、腰痛や肩こりなどほとんどなかったなあ。姿勢を意識した運動は大事です。

ボディーコントロール

陸上競技は、自分の体を思うように動かすことを極めていくスポーツでもあります。

練習をしていくことで、走る際には自分の狙ったところに足をつくことや、適切なタイミングで投てき物を離したり、高く跳ぶ種目では、自分が空中でどのような状態でいるのかがわかることなど、自分のイメージした動きに限りなく近づけていくボディーコントロールの力を高めることが必要です。

特に小学生などは、コントロールの力を高めることで、日常生活での転倒の防止や怪我のリスクの軽減にも役立ちます。

監督
監督

最近、ボディーコントロールが衰えているのか、よく足の小指をぶつけます。練習しなくては(笑)

陸上競技のデメリット

ここからは、陸上競技を実際にしていて、これは嫌だったな困ったなといったことを紹介しますので参考にしてみてください。

屋外での練習

陸上競技は、雨の日を除けばほぼ屋外での練習となることから、夏などは炎天下の中、冬は極寒の中での練習となることもあります。そのため、そういった環境でも耐えることができる精神力が必要となります。

また、熱中症などのリスクもあるため、こまめな水分補給と体調管理には十分気をつけることが必要です。

女の子にはとても嫌がられるのですが、日焼けはつきものです。夏などは、着ているものと肌が出ている部分の日焼けの差がはっきりわかるくらい焼けます。日焼けが嫌な人は夜の練習が必須です。

監督
監督

寒さは平気だったけど、暑さと日焼けは嫌だったなあ。でも仕方ないよね。

怪我のリスク

どの競技にも怪我のリスクはあります。陸上競技は接触する機会は少なく、比較的安全なスポーツではありますが、同じ動きを繰り返すことで起こる怪我や、爆発的に力を出すことで起こる怪我などがあります。

陸上競技での多い「怪我」は下記の通りです。

・肉離れ(筋肉損傷)
→肉離れは短距離や跳躍種目に多く発生します。筋肉への過度な負荷や筋肉の柔軟性不足などの時に起こることが多いです。

・アキレス腱損傷(腱損傷)
→ジャンプや着地時に急激な負荷がかかると断裂する場合があります。

・膝痛
→特に長距離ブロックの選手に多くみられる怪我です。繰り返し長時間負荷をかけることによって炎症を引き起こし、痛みや腫れを伴います。

・ねんざ
→ハードルや跳躍系の種目で起こりやすい怪我です。不安定な着地や突然の方向転換などが原因となります。

・腰痛
→長時間の同じ姿勢での走行や跳躍の着地などの負荷によって腰痛が起こることがあります。

怪我のリスクはありますが、日々のストレッチやケアを丁寧に行うことでリスクは下げることができますので、こういった自己管理も大切になってきます。

監督
監督

監督は短距離だったので、肉離れを何度もしました。本当にケアは大事です。接骨院などにいくのもいいですよ!

最後に

陸上競技について書いてきました。競技をするうえで、デメリットもありますが、それ以上に得られるものがたくさんあります。

私自身、陸上競技を始め陸上競技の魅力にハマった一人です。今でも陸上競技を好きなことは変わりません。

指導者となったことで、新しい選手が次々と出てくることをとても楽しみにしています。記録を追い求めることに上限はありませんので、幾つになっても、関わり方が変わっても楽しめるスポーツです。

スポーツを始めたいと思っている方はこの記事を読んで陸上競技を候補の一つに入れてもらえれば嬉しいです。また陸上競技を始めようと検討されている方はぜひ一度体験をしてもらって、競技の楽しさを感じてもらえればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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